2014年4月6日日曜日

023:闇に問いかける男★★★☆☆


トマスHクック。

100本ノックを始める以前にも一冊読みましたので、これで2冊目です。
2人の刑事が、逮捕した幼女殺しの容疑者を追いつめて行くストーリー。釈放まで11時間したないというタイムリミット・サスペンスと呼ばれるジャンル。

と、これだけを読むとハラハラドキドキの展開を期待させますし、確かにその通りなのですが、何とも言えない切なさを残す読後感は癖になります。

特に、「少女殺害」というテーマに身につまされる思いです。

因にあと2冊購入済みです。

022:姑獲鳥の夏★☆☆☆☆


初の京極夏彦作品。

妖怪や古来の風習とか、そういった系に造詣が深い作家だということです。作品リストを俯瞰してみても、そういった専門知識をふんだんに小説に展開されているというのがわかります。

この作品は彼のデビュー作であり、前職であるデザイナー時代に仕事の合間に書かれたものだそうです。見ていませんが、映画化にもなっています。

仕事の合間に小説書くなんて凄いなぁと思う反面、彼の様にやりきることが出来るかどうかなんだろうなとも思えます。とはいえ、勿論個人的に知っているわけではないですが、本書を読んでいて感じるのは努力しているという感じは全くしないということです。むしろ好きな分野を掘り下げて小説という形にアウトプットする行為が楽しくてやめられなくて困っている位の印象を受けます。それくらい独自の世界観が剥き出しになっている作品です。

ええと、ところで、私にとってはこの作品は今ひとつ楽しめるものではありませんでした。文庫版で読みましたが、クライマックスであろう下巻の中盤以降はかなり読飛ばしてしまいました。その剥き出しの世界観に共感できなかったということでしょうかね。
この辺りは、他の作品も読んでジャッジしたいと思います。

ともかく、自分の知らない不思議な世界を知るという面では、勉強というかもう少し知りたいなと思うきっかけにはなる得るかもしれません。

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※付箋から
「彼らは残虐非道の鬼になったり、極悪人や豪傑の判を押されたそのときに、遡って過去が出来たのだ
〜、歴史や風習や迷信とはこういうものなのかもしれませんね。その時に貼られたレッテルによって過去や未来をも変えてしまう・・・しかし、判が押されたり、レッテルが貼られるにはなんらかの原因がありますよね。そのあたりの仕組みが理解出来ると、いただけない過去を消す為の良いレッテルづくりもまた可能なのかもしれません。ネガティブにもポジティブにも展開可能というわけです。
そう言えばラベリング理論とかいうのを思い出しました。




2014年3月23日日曜日

021:不連続殺人事件 ★★★☆☆

坂口安吾を始めて読むのがこれで良いのかはわかりませんが、どうやら氏は大変なミステリーファンらしく、文学の側の人が推理小説を書いたらどうなるのか興味があったのでダウンロードしてみました。無料でしたし。

結論としては、登場人物が多く、誰が誰だがわからなくなりがちな状態に閉口しました。
しかし、腰を据えてじっくり読まれるにはいかもしれませんね。その場合は人物の相関図を書きながら読み進めることをお勧めします。

奇天烈なトリックはありませんが、動機とアリバイの時系列な整理、そして人間の行動心理を素直に見つめるシンプルな展開は却って新鮮でした。

2014年3月16日日曜日

020:どちらが彼女を殺したか ★★★☆☆



ええ。もうね、私は東野圭吾ファンと宣言してしまっても良いかもしれません。
それにしても、これまでこんなパターンの推理小説はありましたでしょうか?

真相を突き止めるのに立ちはだかる刑事の存在もそうですが、男と女、どちらが犯人なのか微妙に揺れ動くスリリングな展開。そして、ラストシーンでは犯人か”明確に”判明したはずなのに、読者にははっきりとはわからない仕掛け?????

ええ。私は未だに犯人がどちらかなのかわかっていませんよ。巻末の手引きを読んだにも関わらず・・・です。きっと頭悪いのでしょう。

読み返すしか仕方のない作品でした。

019:手紙 ★★★★☆



いやもうミステリーとか関係なく、泣くしかない。最後の兄の描写は嗚咽レベル。
映画を見ていてストーリをそれとなく覚えていたにも関わらず。

東野圭吾から離れられなくなってきた。

018: ミレニアム2 火と戯れる女 ★★★★★



一気読み。何でしょうか。この面白さはどこから来るのでしょうか。
こういうレベルで人を引き込ませる小説が書けることが本物の才能と言えるのでしょう。

そして、次のシリーズ3でこの才能とは決別しなくてはならないという悲しさ。

このミレニアム2にて、本シリーズが世界的ベストセラーであるという実感が本物になった。

017:パラレルワールドラブストーリー★★★★☆



記憶に端を発する友情・恋愛に絡む葛藤の数々。記憶できるからこそ感情が意味をなす。